【ワーママの現実】適応障害で休職

休職・退職

実は私、このブログのタイトルにもある通り、

新卒で入った会社にて産休育休復帰後、適応障害にて休職退職した元フルタイムワーママです。

家事育児と仕事の両立は本当に大変で、子どものイヤイヤ期も重なり、ある日突然限界が来てしまいました。

特にワーママは普段の生活に自己犠牲が多く、

気づかないうちに心と体がいっぱいいっぱいになってしまうということがあるかと思います。

今回は私が休職するまでの流れをお話しすることで

自分は大丈夫と思っていても頑張りすぎている方へ

一度休む決断をする助けになれば幸いです。

結婚・育休

入社3年目。

仕事にも慣れ、ステップアップしたいと思い

本格的に転職を考えようと思っていたのですが、

結婚・出産というライフイベントが重なり一旦育休に入りました。


子育ては十人十色で色んな子どもがいますが、

うちの子は特に赤ちゃんの頃から繊細で過敏な子でした。


ベビーカーは乗せるだけでギャン泣き、

常に抱っこで寝かしつけをしていたため

ベビーカーで寝る子なんて神話だと感じていました。


オムツ替えも毎度嫌がり、

髪の毛もアレンジしてあげたいのに走り回っていつもボサボサ。

なんで他のママは余裕があってきれいな服を着させて髪の毛も可愛いのに自分はできないんだろう。

自分がポンコツなんだと言われているようで苦しかったのを覚えています。


また、私の実母が完璧主義で批判的な性格だったため、

「もっと可愛い服を着せてあげなさい」

「髪の毛ボサボサじゃない」

「毎日お出かけして外の空気を吸わせないといけない」といった言葉が多く、

無意識に追い詰められていたのもありました。


育休復帰

コロナ禍で育休を1年半過ごす中で、

大人と話したいという気持ちが強くなりました。


子育てしたことのある方ならわかると思いますが、

どんなに我が子が可愛くても

一日中一緒にいると大人と話したいと思ってしまうものなんですよね。


転職しようと考えていた部署ですが、

そんなことよりも大人と話したい、

社会復帰したいという思いが強くなり

育休復帰へはかなりポジティブな気持ちでした。


復帰後、私はまた同じ部署で営業として働きました。


復帰当初はかなりやる気で働いていたのですが、

娘のイヤイヤ期が到来し、

お迎えから寝かしつけまでワンオペだった私の状況が一変します。


イヤイヤ期と仕事の両立

まず保育園に行きたくない、

行ったら行ったでお迎えに行くと帰りたくない、

帰るとご飯じゃなくておやつが欲しい、

お風呂に入りたくない、

お風呂から上がったら服を着たくない、寝たくない。


なぜこんなに嫌がるのか、

ただのイヤイヤ期なのか私の愛情不足なのか。

保育園に預ける時に毎度行かないでと泣かれるのは本当に辛い。

帰ってきてからも営業と言う仕事柄、

泣く我が子を抱っこしてクライアントと電話しなければならない。


何のために働いているのか。


この子を養うために働いているのに

その結果我が子を悲しませるなんて本末転倒ではないか。


苦しい思いは日に日に募り、

また新卒時代から事業や営業方針への疑問はあったため、

このままここにいても自分は成長できないと言う自身の人生への閉塞感も感じていました。

転職活動

このままではいけないと思い転職活動を開始


営業はクライアント都合で業務時間が流動的になるため、

営業企画などでフルリモートで働けるところを受けました。

が、結果全敗


30歳で子連れ女性、

営業以外未経験だけど営業はしたくない、

残業はできればしたくない、

リモート希望、

現在の年収維持という私の甘ったれた希望はどこにもニーズがなく

一刀両断されてしまいました。

夫の協力

ここまで書いていると夫は協力してくれなかったのかと言う質問が来るかと思いますが、

答えとしては休日は手伝ってくれていましたが、

平日は完全にワンオペでした。


娘はかなり繊細な性格で人見知りもよくするタイプです。


夫はもちろん優しいのですが、

仕事で忙しく、私よりも関わる機会が少ないことから娘があまり懐いていません。


なので夫が着替えさせたいしようとすると倍の時間がかかってしまうんですよね。


私は適材適所という考え方が好きなので、

夫が仕事に専念し、私が家事育児を担当することに不満はありません

休日はいつも一緒に出かけてくれますし、良いパパだと感じています。

X DAY

会社を辞めて転職先がある訳でもない私はそれからも仕事を続けていましたが

段々と仕事前に吐き気動悸がするようになり、

仕事のないお休みの日も胸の痛みが止まらず

いよいよこれはおかしいと自分で感じるようになってきました。


そして週明け月曜日の朝、我慢の限界が来ました。


泣きながら夫へ転職先も決まってないが会社を辞めたいと伝え、

その後上長へ「もう限界です。今月末で辞めさせてください」と社内チャットを送りました。

チャットを送りながら泣いてます。この日は仕事中もずっと泣いており、感情のコントロールを完全に失っていました


上長としては突然のことでとても驚いたと思います。

それまでの経緯は誰にも相談をしていませんでした。


通常のフローとしては、

上長に面談打診をして

そこで状況を直接伝え、辞めたい意向を伝えると思うのですが、

当時の私にそんな余裕はなく

午前中に突然チャットで伝えるというかなりやばめの行動をとってしまいました。


上長もこれはまずいと思ったのか、

今すぐ面談しようと言ってくれ、

面談後に心療内科を受診→即時休職となりました。

まとめ

心療内科には初めて行ったのですが、

待合室の患者さんは全て女性だったのを見て胸がぎゅっとなったのを覚えています。


女性は男性よりもホルモン変動が大きく

特にPMSや産後うつ、更年期障害は精神的健康に大きな影響を与えると思います。


その中で仕事と家庭、育児のバランスをとることは容易なことではありません。


特に最近は共働きが当たり前となったことから

自分時間が全く持てない女性が多くなってきていると感じます。


たくさん税金がとられ実質賃金は下がり、時短勤務は労働の割に安月給。

これで少子化対策なんて無理だよなと思いつつ、

他の国でもワーママはいるはずなのに出生率が高いのはなぜなんだろう。

ママになってから日本の闇を感じることが増えますよね

お給料がなくなるのは困る

病院に行く時間もない

まだやれる

私もそう思っていました。


しかし周りがやっているのだから自分もやらなければという考え方ではなく、

自分と周りではキャパが違うこと、

取り返しがつかなくなる前にまず診断をもらって休むこと

自分を大事にすることを一番に考えてもらいたいです。


私は手遅れになる前に休職することができたので

今こうして元気にブログで振り返りができていますが、

この記事を読んでいる皆さんがどうか私のようにならないよう

早め早めに周りに助けを求められることを祈っております。

適応障害は「心の風邪」。珍しいものではなく、誰でもなる可能性があります。

しんどい、疲れすぎていると思ったら一度休む選択を考えてみてください。

タイトルとURLをコピーしました